FOUR SEASONS of SAKE
四季の酒
1月 めでた酒 2月 雪見酒 3月 桃の酒
 平安貴族の間で広まったといわれる、新年のお祝いに飲む屠蘇酒。邪気を払う、延命の酒です。  暦の上では春が立っても、実感としては最も寒い2月。雪を見ながら鍋を囲み、熱燗が最高の風流。  3月3日は桃の節句。甘い白酒もいいけれど、桃の花を浮かべた日本酒もまた情緒たっぷり。
4月 花見酒 5月 菖蒲酒 6月 夏越しの酒
 桜吹雪の下で楽しむ宴は、江戸時代から春最大のレクリエーション。夜桜見物は熱燗で暖をとる。  「目に青葉・・・・・」さわやかな季節。その昔はお酒の中に菖蒲の根をきざんで入れた「菖蒲酒」をたしなむのが習い。  その昔は梅雨の悪霊を追い払う、みそぎの酒を飲む祭りもあったとか。そろそろ冷酒が似合う初夏。
7月 七夕酒 8月 冷酒・JAPANAMA 9月 菊の酒
 7月7日は七夕祭り。牽牛織姫のとりなすドラマを重い浮かべ、夏の夜空を眺める酒・・・・・。  暑気払いには、キーンと冷えた冷酒がいちばん。さらに冷たく、みぞれ酒、シャーベットと冷酒三昧。  9月9日は重陽の節句。この日は長寿をもたらすために、菊の花びらを浮かべた菊酒と菊飯で。
10月 月見酒 日本酒の月 11月 実りの酒 12月 冬至酒
 10月1日は日本酒の日。月をめで乍ら酒をくみかわす人生の至福といえます。新酒仕込みが始まります。  各地方で収穫祭が行われる季節。豊かな実りに感謝し、できたての新酒を捧げ、いただく習わし。  冬至にはゆず湯に入り、熱燗を飲み、かぼちゃを食べるなど、体を温め風邪を退治し新年に備える。

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